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絶版車図鑑

悲運のポニーカー、第3世代マスタング

1973 FORD MUSTANG MACH1
 
フォード・マスタング・マッハ1


thanks to ガレージK&M 047-350-0005

'71年、マスタングはフルモデルチェンジを実施し、第3世代('71〜'73年)に突入した。シボレー・カマロなど各メーカーから続々と打倒マスタングを目指すモデルが誕生していたことで、生産台数が伸び悩んでいたのだ。
 スタイリングは前'70年に比べ、よりフラットでスクエアなデザインとなり、ボディも若干大型化。また、誕生以降不変だったホイールベースも、108インチから109インチへと延長された。
 '71年〜'73年のボディ・バリエーションはトップグレードであるマッハ1、バイナルトップなど豪華仕様のグランデ、コンバーティブル、ファストバック・クーペ、ハードトップ・クーペがラインナップ。また、'70年まで生産されていた対レース用ホモロゲーションモデル、BOSS302とBOSS429は消滅し、代わりにBOSS351が'71年のみ生産されている。
 エンジンもやはり'71年に一新され、標準エンジンは直6・200cu.in.から250cu.in.へ変更となった。V8は302cu.in.、351cu.in.、429cu.in.が生産され、ハイパフォーマンスなものとしては、BOSS351cu.in.、429cu.in.コブラジェット、429cu.in.スーパーコブラジェットが挙げられる。しかし、排ガス規制により429cu.in.は'71年を最後に消滅、その他のエンジンも大幅に出力ダウンしてしまった。
 ボディ拡大により重量が増したにも関わらず、大幅にパワーダウンしてしまった第3世代マスタング。結局、販売シェアを回復することができず、'74年に再びモデルチェンジされ、より小型なマスタングUへとバトンタッチするのであった。

■INTERIOR
フルモデルチェンジに伴ない、インテリアのデザインも'71年に変更。前年までのメーターパネルが5連だったことを考えると、かなり大幅な変更だ。4人の乗車定員に変更はないが、シートはハイバック・タイプが採用されている。'71〜'73年はエクステリアの評価こそ高くないものの、インテリアはスタイリッシュだ。
■ENGINE
'73年マッハ1には140馬力の302cu.in.を標準搭載。その他のモデルは98馬力の直6・250cu.in.だった。またオプションには177馬力の351cu.in.、4バレルキャブを装着し、248馬力を発揮する351cu.in.コブラジェットがラインナップ。しかしいずれにしても、やや非力。ミッションは3速AT、3/4速MTを用意。駆動方式はFRだ。なお、現車のエンジンはRHS460cu.in.マグナムに換装されている。
■REAVIEW
低く、長く見せることでスポーティさを表現しようとしていた第3世代マスタング。'71〜'73年のボディデザインに大きな変更はなし。しかし'73年は安全規制に対応するため、全車にボディ同色のウレタン製バンパーが採用されている。グリルやヘッドライトまわりの意匠も若干変更あり。ちなみにマッハ1に関しては'71年からウレタンバンパーを装着している。