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絶版車図鑑

激動の時代を生きたコークボトル・ボディ

1981 CHEVROLET CORVETTE
 
シボレー・コルベットC3


photo/H.FURUTA 古田秀雄 thanks to サラトガ 053-385-5926

 '68〜'82年に生産されたコルベットC3は、コークボトル・ラインと呼ばれる流麗でグラマーなボディがなによりの特徴だ。C1〜C2で採用されていた三角窓が廃止され、ボリューム感を強調したフォルムをまとうC3は、ハイパワーを競い合ったマッスルカー最盛期のさなかに生まれた。しかしその後、排ガス規制等のあおりを受けるという、両極端な時代を生きたモデルでもある。
 C3のデザインは通称"アイアンバンパー"と呼ばれるスチール製の前後バンパーを装着する前期型('68〜'72年)、リアのみクローム・バンパーを採用した'73年を挟み、翌'74〜'82年は前後ともボディ同色のウレタンバンパーを装着する後期型に分けられる。
 エンジンは標準が'68年までの327cu.in.に対し、'69年以後は350cu.in.へと拡大。オプションでは370馬力を誇る'70年のLT1(350cu.in.)、425馬力を発揮した'71年のLS6(454cu.in.)などが有名だ。
 しかし、排ガス規制のあおりを受けた'72年以後は下降の一途を辿る。'74年にはビッグブロックが消滅し、'80〜'81年の2年間はオプションすら存在しない。ご覧の'81年は190馬力を発揮する350cu.in.のみのラインナップ。ちなみにこの年はキャブレター装着モデル最後の年でもある。
 そんな激しい時代を生きたC3だが、その人気はパワーダウンしても衰えることはなかった。'73年には初の3万台を突破し、'76年には4万台、'79年には5万台を突破したのだ。

■INTERIOR
コルベットのインテリアカラーは豊富で、'81年はキャメルやダークレッド、シルバーグレーなど8色が用意されていた。レザーインテリアが標準装備になったのは'77年からで、同年AT車のみクルーズコントロールがオプションで採用となった。3点式シートベルトは'74年から標準装備。
■ENGINE
'81年はキャブレター装着モデル最後の年。翌'82年にはクロスファイア・インジェクションに変更されている。幾多のオプションエンジンが搭載されたC3だが、なかでも'69年に登場したアルミブロック製レース・エンジンZL-1は585馬力を発揮したモンスター(ただし出荷はわずか2台)。トランスミッションは'69年までが3速MT、以降は4速MTで、'80年以降は3速AT(TH350)が加わった。
■REARVIEW
C3のボディ・バリエーションは'68年〜'75年までクーペに加え、コンバーチブルも選択できたが、'76年以降はクーペのみとなった。'78年にはリアセクションが変更され、ファストバック・フォルムとなっている。また、ご覧の'81年モデル以後はペイントがラッカー系からエナメル系塗装へ変更となっている。現車のボディは色あせもなく、良好なコンディションを保つ。