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絶版車図鑑

‘80年代のNASCARで旋風を巻き起こした1台

1986 MONTE CALRO SS
 
シボレー・モンテカルロSS


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 '70年代後半から'80年代かけて、すべてのアメリカ車が襲われたダウンサイジングの嵐。インターミディエイトと呼ばれていたシボレーの中型パッセンジャーカーがこの波を受けたのは'78年のことだ。インターミディエイト自体がそれまでのAボディからGボディにというさらに小さなボディに生まれ変わったのである。
 シボレーの高級2ドア・パーソナル・クーペとして販売されていたモンテカルロも同様で、'78年にフルモデルチェンジ。角張ったデザインに角目4灯ヘッドライトの新型が誕生する。ボディバリエーションは2種類の2ドア・クーペのみで、'88年まで生産続けられた。
 この世代で最大のエポックメイキングな出来事といえば、'83年に特徴的なスラントノーズをもつ新ボディキットを装着したSSパッケージが登場したことだろう。それまでのSSを凌ぐ空力性能をもっていたこのSSはNASCARで大好評を得た。さらに、'86年にはレースフィールドからの要望に応えてリアウィンドウをバブル形状にふくらませ、空力性能を向上させたエアロクーペがSSのラインンアップに加わったのである。
以上のようなことが関係してか、同じGボディのマリブが'83年に生産を終了しているのに対し、モンテカルロの生産は'88年まで継続されたのであった。
現車は生産台数4万1000台の中の1台である。

■INTERIOR
内張りにモケット生地を採用したり、デジタル時計付きAM/FMラジオが標準装備されるなど、豪華な作りのインテリア。フロントベンチシートの6人乗りがSSを含めて標準で、フロントセパレートシートはオプション装備品であった。トランスミッションはSSが4速ATで、それ以外は3速ATが標準。
■ENGINE
用意されていたのは262cu.in.(4.3リッター)のV6エンジン(140馬力)と305cu.in.(5リッター)のV8エンジン(155馬力)。SSには同じ305cu.in.ながら4800回転で180馬力を発生する高出力ユニットが搭載されていた。現車はエンジンに関してフルオリジナル。

■REARVIEW
‘86モデルより、SSグレードとしてLSが加わったモンテカルロ。が、エアロクーペはSSパッケージのみに設定されていた。またこの年より、全グレードにエアロダイナミックス・ドアミラーが標準装備されるようになった。SSには15インチのアルミホイールが装着される。