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“クラシックカーの大径履き”。
そんなエポックメイキングなスタイルをいち早く日本に持ち込んだのが、九州の雄『クルーズインターナショナル!! 』代表の組坂氏。そしてここで紹介する‘64インパラは、“先駆者”である組坂氏が提唱し続けてきた「ローロッド」の究極形だ。
「ローロッド」。まだ耳慣れない言葉かも知れない。LAのマイノリティの間ですでに大きなムーブメントとなっているこのジャンルは、簡単に言うと「ローライダー」と「ホットロッド」の融合体だ。ディテールを語ればキリがないが、「ローロッド」のキモはその“走り”にある。つまり、「走る・曲がる・止まる」といったクルマの三大原則をスポイルしないカスタムこそが、「ローロッド」製作の絶対条件という訳だ。
まずはボディとフレームをオフするところからプロジェクト はスタートした。総剥離をして部分的に溶接増しされたフレームは、シルバーのラップペイントで美しくフィニッシュ。内外装は余すところなくフルレストアされ、オリジナルの持つクラシカルなテイストを最大限にアピールする。エクステリアの仕上げは、ローライダーのワイヤーホイールでもなく、ホットロッドのビレットホイールでもない、MKWの大径クロームホイール履き。フロント20インチ、リア22インチという実際に“走る”ことを前提としたサイズ設定も含め、この大径メッキホイールのチョイスこそが「ローロッド」のアイデンティティの証明なのだ。
オリジナル重視の内外装とは対照的に、走りに関するカスタムは過激であり繊細だ。3サイズボアアップした350エンジンにはTH350ミッションが組み合わされ、綿密なファイナルセッティングで快適なハイウェイクルーズを後押しする。前後の足まわりには、高剛性を誇るチューブアームと極太のホッチキス製アンチスウェイバーを採用して、ローライダー御用達のハイドロではなくキャノーバーのエアライドシステムを投入。大きなロールとは無縁のシャープな走りを見せつけると同時に、エアサスシステムはハイドロ顔負けの左右対称パイプ組みレイアウトでセットされ、“魅せる”カスタムにもいっさいの手抜きはナシ。ウィルウッドの328㎜ドリルローターと4PODキャリパーによって、ストッピングパワーも強大だ。
先駆者としてのプライドをかけた一寸の隙もないその作りこみ。「ローロッドって何?」、自らに対して改めて問いかけた究極の疑問符。その答えがここにある。
~Daytona181号掲載『 NEO ROD 時代を切り裂くニュースタイル』~
●Text/K-IWATA 岩田一成
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▲フレーム:一旦ボディを外し、総剥離して部分的に溶接増した上でシルバーのRAPペイントを。
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▲足回り:AIRRIDETECHNOLOZYのチューブアームやHOCTHIKISのスウェイバーを組み合わせる。さらにブレーキは WILWOODの新開発328MM+4ポットで“最強”の足まわりに。各部パーツにはクローム処理も施している。
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▲エンジン・冷却系:センターボルトの350cu.inを383cu.inにボアアップ。デイリードライビングを考慮して過度なチューニングは控えてある。一方でアルミラジエターや大径電動ファンで冷却系のセッティングには万全を期している。
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▲ボディ:総剥離し、穴が開いた部分の修復とサビ止めなどを施したうえであざやかなシルバーにペイント。クルマ本来のデザイン性を重視して、エクステリアはスムージングやシェイビングは行っていない。
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▲エアシステム:タンクとコンプレッサー2基ずつを左右対称にレイアウトしたエアシステム。ワゴンならではの実用性を活かすためにエアシステムはラゲッジスペース下に設置されている。
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▲ホイール:MKWのニューモデル『MK-58』。“走る”ことを前提にして、フロントには20インチ、リアには22インチを装着。『TOKYO SPECIAL IMPORT CAR SHOW 2006』ではMKWブースに展示された。
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▲“ローロッド・プロジェクト”により完成した1964 Chevloret Impala Wagon はホビダスより購入が可能。
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