1/10RC スーパー アバンテ(TD4シャーシ)
【タミヤ】ファン待望のアバンテ後継モデル
Text:Kazuma NOMOTO(Daytona)
2021.11.06

時を越えて、遂に最高峰の4WDバギーを手に入れる!?
80~90年代のRCブームを少年時代に過ごした者にとって「アバンテ」を知らないものはいないだろう。当時、考えうる最高の技術と高品質の素材を盛り込んで生み出された最高峰4WDレーシングバギー。
1988年の発売当時、10歳にも満たない子どもだった私にとっては手が届かない高嶺の花どころか、身近に手に入れた者すら見当たらない。まさしく伝説的な存在である。
そして、タミヤRCカーのアイコンとも言える、アバンテの名を受け継ぐモデルとして、今月、いよいよ登場するのが「スーパーアバンテ」である。
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“最高峰”のコンセプトを受け継ぐ、次世代レーシングバギー
オフロード走行を“楽しむ”だけでなく、レースで“勝つ”ことを目指したレーシングバギーであるスーパーアバンテ。
車高を低く、スリムなフォルムを実現するためのフロント・インボード・サスペンション。走行バッテリーを車体中央に縦置きし、モーターもミドシップに横置き配置したシャフトドライブの4WDシステム。重量物を車体中央に集め、運動性向上が図られている。
アバンテと比べてもより近未来感の強いデザインはzung designの根津考太氏によるもの。走行性能を重視したフォルムであるとともに、ボディに透明部分を設けることで、搭載する高性能メカニズムをアピールすることも忘れない。
zung designhttps://www.znug.com
思えば、先代のアバンテも流線型のボディフォルムで他社とは一味違うレーシングな雰囲気を醸し出していた。その後、いくつかレーシングスタイルの車種が生み出されてきたが、スーパーアバンテは、それらの車種ともまた違う別格感を漂わせている。
4WDレーシングバギーの最上位モデルであるスーパーアバンテは今後のレースシーンでその勇姿を見られるはず。
そしてタミヤRCの新たなアイコンとして多くのファンに愛されていくのだろう。同時に、あえて近所の公園や空き地でもスーパーアバンテを走らせよう。きっと子どもたちは「これがスーパーアバンテかぁ!」と喜ぶことだろう。
CVAオイルダンパーを約10度傾けて水平方向に縦置きしたフロント・インボード・サスペンションを採用。車体の左側を、モーターの駆動力を前輪に伝えるプロペラシャフトが通る。
フロント/リアサスペンションはアッパー1アーム。ロワHアームのダブルウィッシュボーンタイプ。前後タイヤに小石・泥の跳ね上げ防止のポリカーボネート製フェンダーを装備。
走行用バッテリーはフロントのダンパーシステムを跳ね上げて交換する仕組み。ミドシップに搭載されるモーターには冷却効果が期待できるダクトも用意。
インパネのデジタルメーターなど各種ディスプレイをステッカーで表現。ボディに設けられた透明部分から内部構造をチラ見せ。実車でも見られる空力パーツ「バットレス」も装備。
リアウィングのステーはハイ・ローの2種類を路面に合わせて選択可能(写真はロー使用)。鮮やかなイエローのホイールにスクエアスパイクタイヤがレーシーな雰囲気を強調する。
【YouTube】1/10RC スーパーアバンテの走りを動画でチェック!
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