【デイトナケイトラクラブ】
軽トラなのに、あえて…
Text:Kazuma NOMOTO(Daytona)
2022.06.07

“愛車”の軽トラをD’s Pickスタイルで本気カスタム
走行距離4kmの新古車を手に入れて、まずはホイール&タイヤ交換。
それだけで驚くほどの乗り心地改善に「良いモノはやっぱり違う!」を痛感した結果、
はたらくクルマなんだから、軽自動車なんて、軽トラだから……。
そんな妥協を一切排除して、愛車として“本気の”カスタムを施すことを誓った
D’s Pickケイトラカスタム、その名も『デイトナ号』。
その本気とは、見た目だけでなく、クルマとしての本質的な良さを追求すること。
乗り心地や使い勝手、実用性無視のカスタムは今回の企画ではNG。
愛車として、毎日乗りたくなる性能にこだわった結果、
着手したのは“エンジンオイル”だった。
<使用オイル&添加剤>
レース現場で生かされる最新・最高テクノロジーを注入したら軽トラはどうなるのか?
東京→広島のロングドライブ実践で体感したのは660ccを非力と感じない加速感。
さすがに普通車よりも速くなるとは言わない。それでも坂道や追い越しでも
ストレスなく、スムーズに加速していく感覚は、ハッキリ感じ取れる。
高速巡航やロングドライブも苦にならない、使い勝手が広がるのであれば
高性能オイル&添加剤を選ぶという選択肢だってアリなのだ。
何よりも、エンジン内部のフリクション(摩擦)を低減する潤滑性能は
今後、長く乗り続けるために新車の状態に近い今のうちに施すべきカスタム。
「軽トラなんて…」と安物を選びがちなところ、
我がデイトナ号はエンジンオイルにこだわっていくと決めたのだ。
ラゲッジバー+アオリ付という、シティ派ケイトラを目指す
本質的な性能を重視、と言いながらも外観だって重要。
だとすれば荷台へのラゲッジバー装着は絶対欠かせない。
D’sPickラゲッジバーは実用性を損なわずにスタイルを劇的に
変化させることを目的として、デイトナが企画したオリジナルパーツ。
そもそも軽トラをカスタムして遊ぶ、の前提がD’s Pick装着なのだから
欠かせるわけがない。
ただ、今回はあえてアオリは装着したまま。
本来はアオリを取り外した上で、荷台の3方向をバーで囲うことを前提に
設計したのだが最近は、アオリ残しのカスタムオーダーの要望が増えているらしい。
間違いなく、某大物タレントに影響を受けたスタイルなのだが
真似してみたら、確かに悪くない……笑
D’sPickのラゲッジバーだけだと、オフロード色が強くなりすぎるが
アオリが残るだけで随分と上品に見えるのは気のせいか?
だとしても、街なかでも違和感ない洗練された雰囲気を目指すうえでは
コッチのほうがいい!
デイトナ360号でも紹介したとおり、タイヤ&ホイールは『T-STYLE Auto Sales』のコーディネートによりすでに交換済。ノーマルではふわんふわんしちゃう乗り心地も一気に改善。シルバー×ブラックのカラーコーディネートを引き立てるデザインのホイールと、突然の雪にも対応するオールシーズンの万能タイヤという万全の組み合わせ。
軽トラなのに…というカスタム、というかメンテナンスでいえばアライメント調整もポイント。どんなに機能的で高価なカスタムパーツに交換したとしても、それを活かすも殺すもセッティング次第。まっすぐ走らなければ意味ないのである。直進安定性による燃費向上など、パーツ交換の一歩先行くカスタムもバッチリ施している。
安く仕上げるのが軽トラ遊び、という考え方があるとすれば
少し贅沢ともいえるカスタムメニュー。でも、冷静に考えてみれば
そもそもが軽自動車とはいえ、クルマ1台を使って楽しむ贅沢な遊び。
だったら妥協せずに、こだわりを追求して楽しもうというのが本企画のコンセプト。
まだまだ、手を入れたいカスタムポイントは多数なのである。
ケイトラを愛でる日々が続いているが、
「高価なだけじゃなく安価なアイテムにも機能的で役立つアイテムもあるぞ!」
という話は、只今発売中のデイトナ最新361号、『DAYTONA CARS』にて掲載中。