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1/10RC スーパーセイバー(2023)
【タミヤ】復刻の願掛けが遂に叶った!? 37年ぶりに“刀剣”復活

Text:Kazuma NOMOTO(Daytona) 

2024.01.10

人生二度目のRCブーム、再燃組の復刻モデルの愉しみ方

RC歴が数十年を超えるような上級者と違い、
こちとら幼少期のRCブームを懐かしみ、再び楽しんでいる再燃組である。
そうなると、タミヤからの新製品情報も最新モデルよりも昔懐かしの“復刻モデル”に
フォーカスが集まるワケでして、まもなく発売される「スーパーセイバー」も、
感覚的には“スーパーセイバーが帰ってくる”というのが正しい。

電動RCカー「1/10RC スーパーセイバー(2023)」

かといって「新製品として新鮮味が薄いのか?」と言われるとそう言うわけでもない。
名前は知っているスーパーセイバーだが初代発売は1987年。40歳前後のデイトナ世代が小学生の頃のことで、
当時はその魅力や性能を知る由もなかった。
だから、改めて当時のスペックのままに復刻された2023モデルを眺めてみれば、
樹脂製バスタブフレームにシャフトドライブ4WDのシャーシ構造や
サーベル(刀剣)をイメージしたシンプルでシャープなボディスタイリングに心踊らされるのである。

ついでに言えば、幼少期に模型屋さんで見知らぬお兄さんたちが
「ブーメランとは兄弟車なんだよ」と、自慢気に話していたウンチクを数十年の時を経て
その意味をようやく理解していたりもする。発売前から、その商品情報だけで
スーパーセイバーを存分に堪能できるのだから我ながら大したものだと思う。

新製品だけでなく、懐かしいモデルの復刻というカタチでも我々を熱くできるのは
タミヤRCの持つ歴史と豊富なモデルラインナップだからこそ。
スーパーセイバーだけでなく、すでに数多くのモデルが復刻発売されているので
懐かしい記憶とともに現代風にアレンジして楽しむのもよし。
人生2度目のRCブームを思う存分、堪能したいものである。


(左)ボディ一体型のリアウィングで直線的なウェッジシェイプボディは刀剣(サーベル)をイメージ。(右)ABS樹脂製のバスタブフレームにバッテリーを車体中央に横置き。シャフトで動力を前後に伝えるシャフトドライブ4WD構造。


(左)車体フロント部分にモノショック・オイルダンパーを搭載。コーナリング時のロールを抑えるスタビライザーも装着。(右)リアは左右2本のCVAオイルダンパーがロアアームにつながるサスペンション構成。


サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン方式。黒のフレームと鮮やかな赤のアップライトが目を引く足回り構造。


(左)グリップ力に優れるロープロファイル中空ゴム製オーバルブロックタイヤを装着。前輪はナロー、後輪はワイドタイプ。(右)コクピットには雰囲気を高めるドライバー人形もセット。


懐かしの名モデルを復刻バギーはタミヤRCの人気シリーズ。当時のままに復刻するだけでなく、現代的なアップデートも施されるモデルも多数。(左)ホットショットⅡ BLOCKHEAD MOTORS 、(右)グラスホッパー(2005)キャンディーグリーンエディション

1/10RC スーパーセイバー(2023)の走りを動画でチェック!

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