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1/10RC トヨタ スープラ (JZA80) (BT-01シャーシ)
90‘s国産スポーツカーブームがRCで巻き起こる

text/Kazuma NOMOTO(Daytona)

2024.03.01

A70!? いやいや、絶対A80でしょ! 白熱のスープラ論争の思い出

18歳になったら何はともあれ、まずは自動車免許。
高校卒業を間近に控え、誕生日の2ヶ月前から教習所に通う同級生たちと
買うならスープラはA70か、A80か!?をテーマに熱い議論を交わしたことを思い出す。

筆者が高校生当時、まだ発売から間もない新型のA80に比べ、
旧モデルながらもA70のほうが仲間内での人気は高かった。
A70の直線的なフォルムが硬派さを刺激するようで、A80のフォルムはイマイチ軟派なのだと。
仲間内でのそんな多数派の声に押されながらも、筆者は抗っていた。
「絶対A80でしょ。カッコいいもん、買うならコッチでしょ!」と。

高校生が買えるわけないクルマであることはさておき、純粋に見た目の良さだけで
A80を推し通したあの頃の自分は正しかったのだと、タミヤの新商品を見て思った。

1/10RC トヨタ スープラ (JZA80) (BT-01シャーシ)

当時の記憶そのままの姿で1/10RCモデルとして登場した4代目スープラ(JZA80)。
直線的な印象から、流れるようなフォルムへと生まれ変わり、当時は数多くあった
他メーカーのスポーツカーよりも、大柄な車体に3リッター直6ツインターボを搭載。
いま、改めて振り返っても、歴史に残る名車であることは間違いない。

そんなクルマ好きの思いは万国共通。アメリカでは“25年ルール”の適用もあって日産シルビア、
GT-R、ホンダ・インテグラ、三菱・ランエボなど国産スポーツカーの人気が爆発中。
なかでもA80は映画『ワイルド・スピード』での主役級の扱いもあって抜群に人気が高い。

あれだけ熱い議論を交わしたくせに結局、スープラに乗った仲間は一人もいなかったが
(A80どころかA70ですら)、数十年の時を経た今でも手の届かない存在のままである。

だから、せめてRCモデルでスープラをコレクションしてみようかと思う。
タミヤのホームページを確認したら、来月発売のスープラとともに
「トヨタ・セリカ GT-FOUR RC」も発売情報が掲載されていた。

90年代国産スポーツカー人気はRCにも波及。
「90年代スポーツカー、いま買うならどれがいい?」 
ひさしぶりに昔の仲間達を招集し、今度はタミヤのRCモデルを題材に
スポーツカー談義に花を咲かせてみようか、と思った。


4代目スープラ(JZA80)のマッシブなフォルムは忠実に再現したポリカーボネート製ボディはブルーメタリックで塗装済み。組み上げればスケールモデルのようにディスプレイしても楽しめる。


ヘッドライトはライトケースを別部品構成とすることで立体的なディテール感を演出。ホイールはシャープな10本スポーク形状で、中空ゴムタイヤを組み合わせている。


湾曲したリアウィングとドアミラーはABS樹脂製の別パーツで構成。ボディと一体感があり、実車っぽさを高めるディテールの仕上がり具合が楽しめるのは塗装済みボディだからこそ。


採用するBT-01シャーシは、前輪/後輪の駆動方式とどちらでも2種類のホイールベースが選択可能。実車の駆動方式にあわせた仕様のほか、後輪駆動ではモーター搭載位置でFR、MRが選べるなど操縦性の違いも楽しめる。


タイム計測用のトランスポンダー装着ステー(左写真)を備えるほか、バッテリー交換がスピーディにこなせる跳ね上げ式のホルダー(右写真)など、レース参戦時に役立つ機能性も備えている。

1/10RC トヨタ スープラ (JZA80) (BT-01シャーシ)の走りを動画でチェック!

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