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1/10RC ミニクーパーレーシング (MB-01シャーシ)
クルマ好きが愛する小さなクルマの代名詞

Text/Kazuma NOMOTO

2025.08.13

自動車史に輝く、軽量コンパクトスポーツの始祖

小さなボディサイズとFFレイアウトにより
最大限の室内空間を確保した、画期的なクルマとして誕生した初代ミニ。

扱いやすいサイズの大衆車として知名度を高めたうえで、
遅れて登場したスポーツモデルの『ミニクーパー』はレースやラリーなど
モータースポーツシーンでも大活躍した。

今でも、多くのクルマ好きが理想と語る“軽量コンパクトなスポーツモデル”
世界の自動車史を辿れば、その源流にはミニクーパーがいる。

そんなミニクーパーの、実車さながらのメカニズムを
1/10スケールに凝縮したRCモデルがMシャーシシリーズに登場。

1/10RC ミニクーパーレーシング (MB-01シャーシ)

コンパクトサイズのボディに、Mk-Ⅱグリルと呼ばれるフロントグリルと
丸型ヘッドライト。初代ミニの可愛らしいフォルムを忠実に再現。

一方でボンネットにはレーシングストライプとゼッケン。ボディサイドにも
サークルゼッケンを配し、前後バンパーレスとするなどスポーツモデルらしい
レース仕様に仕上げられている。

そのボディは塗装済みのうえ、ホイールアーチ&ボディキャッチの
穴あけ加工済と、ステッカーを貼るだけで再現できる。


駆動方式が選べる画期的なシャーシメカニズム

すでに多くの名車たちをラインナップするタミヤのMB-01シャーシは
モーター、ギア、サスペンションなどの各部メカをユニット化し、
組み立てやすさとメンテナンス性を高めた2WDシャーシ。

各部の配置を組み替えれば駆動方式を前輪/後輪で選べるので
ミニクーパーなら前輪駆動で実車同様の操作性も楽しめる。
なおホイールベースもショート・ミドル・ロングの3種類が選べるが
ミニクーパーはボディサイズにあわせてショート仕様となっている。

マルチパーパス性を持ったMB-01シャーシは
「ほぉ〜なるほど!」と組み立てながら思わず唸ってしまうメカニズム。
まるで、その画期的なレイアウトで世間に衝撃を与えた初代ミニのようである。

ミニクーパーが加わり、ラインナップの充実が進むタミヤのコンパクトRCカー。
実車でもRCでも、「軽量コンパクト」はクルマ好きを惹きつける
キラーワードなのである。


↑丸型ヘッドライトとMk-Ⅱフロントグリル。角型テールランプで初代ミニらしい、愛くるしいデザインを再現。前後バンパーはレス仕様とすることでレーシングムードを醸し出している。


↑左)ステッカーで用意されるストライプとゼッケン。ゼッケン#32は「ミニ」を意味している。右)クラシカルな8本スポークホイールに、60Dラジアルタイヤを装着する。


↑コンパクトなMサイズのMB-01シャーシ。モーターやサーボ、RCユニットの配置レイアウトを変えることで前輪/後輪駆動が選択でき、ミニクーパーは前輪駆動・ショートホイールベース(210mm)仕様。

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