1/10RC ホーネット EVO.
有名企業、ブランドが列をなすホーネットと夢の共演
Text/Kazuma NOMOTO
2025.09.01

入門モデルであり、知る人ぞ知る奥深さを持つEVO.
1984年の先代モデル発売から40周年となる2024年に
各部をアップデートした現行モデルとして登場した
タミヤRC、2WDバギーの代表モデル「ホーネットEVO.」
機能性や走行性能が格段にアップし、RCバギーの入門モデルとしての
親しみやすさとともに、長年RCに親しんだ上級者であればあるほどハマる、
奥深さを併せ持った “沼”モデルでもある。
サスペンションをダブルウィッシュボーンの4輪独立方式としたほか、
密閉式ギヤボックスや3ベベルギヤタイプのデフギヤを内蔵するなど
進化したメカニズムに注目するRC好きだけでなく
新世代ホーネットの存在は別業種の企業やブランドからも注目を集めている。
ホーネットは昭和世代の欠かせないアイコン
80年代後半から90年代に多感な時代を過ごした世代にとって
ホーネットの存在はRCカーを超えた存在なのである。
懐かしい昭和のアイコンであり、クルマ趣味の扉を開いてくれたカギであり
今の自分を構築するキッカケを作ってくれたモノ…。
捉え方は人それぞれながら、約半世紀もの長い期間販売されてきただけに
ホーネットに対する思い入れは皆強い。
その証拠がこれまでに実現してきたコラボモデル。
ファッションやキャンプなど異業種ブランドとの限定コラボでは
例外なくホーネットがその題材として指名されてきた。
これまでに実現したのはどれも先代モデルでの過去の実績。
そもそもコラボ自体、簡単にできるものではなく、
そのハードルは果てしなく高い。
だからこそ、各ブランドの企画担当者は思いを馳せるのである、
EVO.に進化したホーネットとの奇跡のコラボを。
そんな奇跡のコラボを期待する側のいち個人としては
まずはオリジナルのホーネットEVO.をコレクションしつつ、
突発的に発せられるコラボ情報を逃すまいと耳を澄ますのである。
↑左)EVO.最大の特徴は4輪独立懸架サスをはじめとした足回り構造の刷新。走行性のは大幅に進化した。右)バスタブタイプフレームはそのままにモーター&ギアボックスをシャーシ最後端に配置するレイアウトに。
↑左)愛好家を悩ませ続けたバッテリー脱落問題がストッパー装着により解決。右)ホイールハブを2種類用意することで六角ハブタイプのオプションパーツの選択肢も広がった。
先代モデルのホーネットを題材にクリエイティブデザイナー、JUN WATANABEさんが手掛けたオリジナルグラフィックモデル。バンパーやサイドガードはパープル。ピンクダイヤ、ブラックホイールにホワイトスプリングと個性的なコラボ仕様となっている。1/10ホーネットby JUN WATANABE(1万9800円)。