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絶版車図鑑

'70年代最高のプレミアム・トラック

  1979 D150 DODGE
"Li'l Red Expless Truck”  
 
ダッジ・D150 リトルレッド・エキスプレス・トラック


photo/DAYTONA MAG thanks to キャロル 044−753−2650

 ダッジがフルサイズ・トラックであるD150をベースに製作した特別パッケージ、それが"リトルレッド・エキスプレス・トラック(以下リトルレッド)"だ。
 生産は'78年(ボディカラー:ブライト・キャニオン・レッド)と'79年の(ボディカラー:ミディアム・キャニオンレッド)の2年間のみ。生産台数は'78年が2188台、'79年が5118台と記録されている。
 ダッジ、およびリトルレッドに関する過去の資料に目を通すと、必ずといっていいほど"ADULT TOY"という言葉が登場する。そう、ダッジはリトルレッド生産にあたり、「大人のオモチャ的なルックスと、力強い走りを両立したトラック」というイメージを掲げていたのだ。
 鮮やかな赤いステップサイド・ボディ、サイドドアやリアゲートにはゴールドのロゴ・デカールが入り、ベッドはリアル・ウッドパネルを装着。また、リア・フェンダーの手前にはアメリカの大型トラックのようなエギゾーストパイプがそびえたっている。
 さらにエンジンは専用チューンのハイアウトプット360cu.in.が搭載されていた。これはスーパーフロー・シリンダーヘッド、4バレル・キャブレター、作用角252度のポリスタイプ・カムシャフトなどによってチューニングされたハイパフォーマンス・エンジンで、最高出力は225馬力を発揮。1978年当時の『ホットロッド・マガジン』には、リトルレッドが1/4マイルを15・77秒で走り抜けた様子を報じている。

■INTERIOR
インテリアはブラックとレッドの2色から選ぶことができた。シートはバケットタイプを採用する。その他、D150と異なるのはサイドボードやトリムのデザインが若干異なる。また、シフト操作はコラム式。トランスミッションはハイパフォーマンス・エンジンに合わせ、ボディファイされた3速ATが採用されている。MTは未採用。

■ENGINE
当時のトラックでは最速と絶賛されたリトルレッド。'79年のエンジンは'78年からそのままキャリーオーバーされたものだ。排気量も360cu.in.のまま。本文中で述べた以外にもチューニングが施されていて、ヘビーデューティータイプのバルブスプリングなどが採用されている。

■REARVIEW
ベースとなったD150には115インチ、131インチなど4種類のホイールベースを持っていたが、リトルレッドにはもっとも短い115インチが採用された。ボディに入ったロゴはペイントではなくデカールなのでご注意。'78年と'79年の少ない相違点のひとつがホイール・サイズ。'79年が前後15×8Jであるのに対し、'78年のフロントタイヤは15×7Jを履いていた。現車は純正のスチールを装着。