
クルマ好きの垣根と国境をブチ抜く、混沌(カオス)の聖地!「NoWhereToGo 2026」突撃レポート
東京オートサロンの喧騒が冷めやらぬ1月12日。
お台場の「シティサーキット東京ベイ」が、映画『ワイルド・スピード』のワンシーンのような熱気に包まれた。
主催はロサンゼルスとソウルを拠点に、クルマ・ファッション・アートを融合させたムックのような世界観を展開するグローバルブランド「Peaches.(ピーチーズ)」。彼らが仕掛けたイベント「NoWhereToGo 2026」は、いわゆる“お行儀の良い”カーショーとは一線を画す、JDMカスタムの「いま」を凝縮したダイバーシティな空間だった。









会場を埋め尽くしたのは、厳選された100台のカスタムマシン。しかし、そのラインナップが凄まじい。
混沌こそが新しいクール。ジャンルレスなカスタムの洪水
湾岸を最高速で駆け抜けそうなJDMチューン勢がいたかと思えば、その隣にはローダウンされたビッグスクーターが鎮座。さらに視線を移せば、バーフェン&チンスポで武装した往年のグラチャン族スタイルや、極彩色のデコトラ、バニング、果てはロケットカウルを纏った由緒正しき単車たち……。







普通なら「客層が違う」と一蹴されそうなカテゴリーが、同じ空気を吸って並んでいる。この垣根のなさは、まさにDaytonaが提唱してきた「遊びにルールはない」という精神そのものだ。
海外勢の熱視線。JDMはもはや「世界の共通言語」
特筆すべきは、スペクテイター(観客)の顔ぶれだ。地元日本のワカモノはもちろん、北米、欧州、アジア各国からこの日のために来日したと思われるインフルエンサーたちが、スマホを片手に目を輝かせている。
彼らにとって、日本のデコトラもVIPカーもポルシェのカスタムも、すべては「クールなJDMカルチャー」という一つの文脈で繋がっている。日本発信のカスタム文化が、アニメやゲームと並ぶ、あるいはそれ以上の強力なコンテンツとして世界を熱狂させている事実を、現場の肌感覚として突きつけられた。











Daytona’s Pick:カテゴリーの壁を壊す「遊び心」
今回のイベントで感じたのは、クルマを「単なる移動手段」や「ステータス」としてではなく、自己表現のキャンバスとして使い切るパワーだ。メインスポンサーであるポルシェジャパンが送り込んだ気鋭の911軍団も、ここではデコトラや鬼ハン単車と対等に、それぞれの美学を競い合っていた。
伝統を重んじつつも、既存の価値観をアップデートし続ける Peaches. のアプローチ。それは、JDMカスタムが「過去の遺産」ではなく、現在進行形のファッションやアートであることを証明していた。
「次はどんな面白い遊びを見せてくれるんだ?」
そんな期待を抱かずにはいられない、お台場の熱い一日。日本発のカスタムカルチャーは、いまや世界という大海原へ、フルスロットルで漕ぎ出している。
(text&photo Daytona Editorial Team)
名称: NoWhereToGo 2026 (ノーウェア・トゥ・ゴー 2026)
日時: 2026年1月12日(月・祝) 14:00〜21:00
会場: シティサーキット東京ベイ (東京都江東区青海1丁目3-12)
主催: 株式会社PEACHES GROUP JAPAN
協賛: ポルシェジャパン、ミルテック、イベンチュリ、ドラポジ
Peaches. Japan https://peachesoneuniverse.jp/





